
2026年4月 健康食品市場と消費者意識の動向レポート
日本健康・栄養食品協会および経済産業省の最新データに基づく分析報告
2026年4月 健康食品市場と消費者意識の動向レポート
概要
日本健康・栄養食品協会(日健栄協)および経済産業省が発表した最新データに基づき、2026年の健康食品市場における消費者の「品質と安全性」への意識の高まりを分析します。また、科学的根拠(エビデンス)の蓄積により、機能性素材の活用が花粉症対策などの新たな領域へ拡大している現状を報告します。
消費者認知と選定基準
日健栄協が2026年4月10日に公表した「健康食品の品質や安全性に対する消費者意識調査」によると、消費者が健康食品を購入する際の最優先事項は「品質・安全性」であることが明らかになりました。
保健機能食品(特保、機能性表示食品等)の認知度:80% ~ 90%
GMP(適正製造規範)の認知度:約 30%
JHFA(日健栄協認定)の認知度:約 30%
保健機能食品制度の認知度は非常に高い一方で、製造品質基準である GMP 等の認知度は依然として課題となっています。企業にとっては、GMP 認証等の情報を積極的に発信することが、安全性を重視する市場での差別化要因となります。
健康食品の消費動向
特に注目すべきは、機能性素材の研究開発です。キリンHDは独自素材「KW乳酸菌」において、花粉症症状の緩和に関する新たなエビデンスを獲得し、グローバル展開を加速させています。
政策と規制の動向
消費者庁は2026年4月初旬、サプリメントの規制の在り方について議論を行い、サプリメントを食品の一部として明確に定義し、「グミサプリ」等も従来の錠剤・カプセルと同様の規制枠組みに含める方向で調整を進めています。
結論
2026年の健康食品市場は、「エビデンス駆動」と「安全性重視」の成熟期に入っています。企業は科學的検証への投資を継続し、製造工程の透明性を確保することで、消費者の長期的な信頼を獲得していく必要があります。
参考資料: 1. 日本健康・栄養食品協会 (日健栄協) 2026年4月調査報告